みなさん絵本は読みますか? きっと読まない事でしょう。確かに大きくなっても絵本を読んでるような人や、絵本作家になりたい! なんて言ってる人はメルヘンオーラが出ていそうであまり友達になりたかない感じではありますが、小さい頃ならどうでしょう? 誰もが絵本を読んだはずです。「ピーターラビット」、「ぐりとぐら」、「100万回生きたねこ」、「くろいうさぎとしろいうさぎ」、「いやいやえん」、アンパンまんだってそういやもともと絵本でした。
「絵本」と言えば、メルヘンチックであり、ほのぼのしていたり、可愛らしかったりというイメージがありますが、思い返してみれば決してそうではありません。なんだかもやもやと心に残ってる印象だけが強烈な絵本ってないですか? そう子供だったからこそ心に残ってしまう類の絵本があるものです。トラウマ絵本と呼ばれる絵本たちが。うちにとってトラウマ絵本は「風が吹くとき」です、作者はスノーマンの作者と同じ人です。核戦争が起こってしまったイギリスが舞台のお話です。良かったら図書館で探して読んでみてください。凄くへこみますよ。他にもトラウマ絵本には「三匹のやぎのがらがらどん」とか「ピカドン」とか「片足ダチョウのエルフ」とか「おしいれのぼうけん」とかあります。でもって今回の「もじゃもじゃペーター」という絵本。これもトラウマ絵本といえる絵本です。この絵本の存在をしったのはこのサイト。妙に惹かれるものがあったので図書館で借りてきて読んでみました。もう三十路なので絵本を借りるのは恥ずかしかったです。それはさておき、読んでみた感想は、、、「モジャぺーすげぇな」でした。凄い、1845年なんていう100年以上も昔にこんな素敵な絵本があったなんて。
とにかくうちはモジャぺーをみんなに読んでもらいたいのです。でもモジャモジャペーターおもしろいから、一度読んでみてよ! って言ったって誰も読んでくれそうにありません。だったらうちが紹介するよ! そういう思いで今回の発表とあいなりました。モジャぺーは全10篇の話からなる絵本なのでこの研究も全10回で完結といたします。あと前出のサイトとネタが被るのであんまり見ないでねと。ぱくりじゃないよ。リスペクトだよと。著作権とかいろいろ言われたらさっさと消しますが、きっとハインリッヒ・ホフマンも大目に見てくれると思うんです。それではみなさんをハインリッヒ・ホフマンの素敵な絵本の世界へいざないましょう。
![]() |
![]() |
![]() |
ごらんよ ここにいる このこを うへぇ! もじゃもじゃペーターだ! りょうての つめは 1年も きらせないから のびほうだい かみにも くしを いれさせない うへぇ! と だれもが さけんでる きたない もじゃもじゃペーターだ |
||
![]() |
![]() |
![]() |
これが絵本のタイトルにもなっている「もじゃもじゃペーター」通称もじゃぺーです。モジャぺーは全編に渡り子供のしつけがそのテーマになっています。このモジャぺーを通してホフマンさんが言いたかった事は、爪をきちんと切りなさい、髪もちゃんととかしなさい、じゃないともじゃもじゃペーターのようになってしまうよ。という事でしょう。そして絵本に描かれたモジャぺーを見て子供達は、あぁキチンとしないとこうなっちゃうんだ。と思うわけです。
さて、当のモジャぺー本人はどんな子供なんでしょう、どれだけだらしなくて、こきたい格好なんでしょう。じゃあ読んでみましょう。モジャぺー!
こきたないとかそういう次元じゃない! 新手の暗殺者のようです。もしくはアッグガイです。なによりあんまりもじゃもじゃしてない。ふわふわしてます。そしてそのすました顔には気品すら感じます。うへぇと避けて通るよりむしろ生い立ちに興味が沸いてきますよね。うちてきにはきっとモジャぺーには病気の母親がいて、お母さんを励ますために、「ぼく、お母さんが元気になって髪をきってくれるまで髪を切らない!」とかそんな裏話があるに違いありません。どんなにみなからうへぇと言われても、モジャぺーも今日も爪も髪を切らないのです。泣けますね。
初手からこんなこの絵本、続きがとっても気になりますよね。では次回、「わるぼうずフリードリッヒのおはなし」お楽しみに。