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受信メール 96
過去コラムログ
[件名]
ムチムチ
[本文]
うちはほとんど身内のサイトしか巡回しないわけだが、 アンケートのお礼なんかでここ数日いろんなサイトにお邪魔してるわけです。そんな訪問先でサイトマスターの年齢をみてギョッとする。13歳とか15歳とか。おいおい半分以下かよって思う。さらにギョッとするのはそんなサイトの出来が非常にまとまっていて、それこそ大学生とか社会人とかが作ってるサイトと見分けがつかない。だからこそ、年齢をみてギョッとするのだが。BOAの年齢を聞いてギョッとするのに似てる。早熟なのだね。最近の子は。
ただそんな出来上がったサイトをみていてもったいないなぁって思わないでもない。
若いうちにはわかんないけど、若いことってそれだけで無条件に素晴らしい武器になる。ただの日記サイトだったとしても、若い人たちのそれはうちが書いた日記とは持っている価値が違う。そのせっかくの武器を使ってないような気がして。
若いひとたちは無知だ。無知ゆえに未熟であったり不遜であったりする。彼らのみる夢は確定してない未来分まだ現実の範疇であり、それに向かうことは正しい。叶うと信じることも若いなら許される。ただそれが確定した未来に生きる人たちからしたら、嫉妬もあってか少々うざったかったりする。思わず今時の若いもんはなんてことを言ってしまいたくなる。うちらは夢は叶わないことの方が多いってことを知ってるし、それ以外のことも彼らよりはるかに知ってる。
無知の知なんて言葉がある。自分は無知だが、自分は無知な事をしってるからまだましだ。みたいな大昔の哲学者の言葉だったと思うけど、無知なのは別に自覚なんてしてなくったっていい。無知が多いぶん知る喜びが多いってことだから。ある程度歳をとると、それがうちくらいの歳であっても、今まで体験したことの組み合わせその後に起こることが予想できてしまう。ビッケがこんなことを言ってる。
「根本的な新しさはなく大胆なバリエーションにすぎない」
そう、うちくらい歳をとってくるとなにもかもバリエーションにすぎない。今まであったものの組み合わせの世界。新鮮な感動なんてなかなか得られない。さらにテレビやネットから溢れる情報の渦。どんどん知らないものが無くなっていく。体験もしてないのに想像できる世界。
そういう世代を狙ってか、街にはリバイバルがあるれてる。80年代の漫画や80年代の歌が。もう新しい感動を得られないなら思い出に訴えようって作戦だ。なんだかそれはそれでいいけど、少しつまんない気もする。
若い人はそんなリバイバルすら、新しい気持ちで感じることが出来る。それは凄い強みだ。いろんなことを知る前の喜び。それをサイトでアップすることが出来る彼らをうちはすごくうらやましく思う。うちの若いころはネットなんか普及してなかったのがすごく悔しい。その時期にしか感じれない無知で青臭くてとんがった感性を外に発信する術がなかったから。それがいとも簡単におうちにいながら自己表現が出来る今の若い人たちっていい。
なんだか若い子のサイトは有名サイトの影響をモロ受けました! みたいなんが多いけど、出来ればただ自分の感じたことをただ自分の言葉で綴っていってほしいなぁ。万人向けとか読み手を意識したとか、そんなんそうでもしなきゃいけなくなった大人がやってればいいことで。ただの日常が大切なうちはただの日記つけてるだけでいいんじゃないかってうちは思うのです。