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[件名]
マンフード
[本文]
毎日10品目の食べ物をバランスよく食べまくりなさい。なんていうことをみんな一度はふじっこのお豆さんから言われたりしたと思うんだけど、それは確かに健康によさそうだけど、どれだけのブルジョアジーなんだよ貴様は? と言いたくもなる。食卓に10品目なんてお殿様の食卓ですよ。ひさしぶりにセットでナゲットとか食べたいけどお金かかるからチーズバーガー2つしか頼まないうちに10品目はあまりにも遠いです。ガンダーラです。
まぁたしかに現代人の食生活の偏りを嘆きたい気持ちはわかります。美味しんぼなんて1巻から今までずーっと警鐘ならしっぱなしです。出来ることならうちだってバランスよくいろんな食物も摂取したいです。

なんて思ったんですが、そんないろいろ食べる生き物って人間だよね。動物の世界は喰わず嫌い王だらけです。コアラはユーカリしか食べないしパンダは笹しか食べないアリクイはアリしか食べないし吸血生物は血しか食べないカブトムシは樹液しか食べないし蛍も貝しか食べない。偏食王だらけです。そもそもが肉食動物は肉しか食べないし、草食動物は草しか食べないのです。植物にいたっては水と窒素と二酸化炭素くらいしか食べないのですから。 それでも十分生きて今まで生活してるのだから人間の食生活の偏りなんてちっぽけなものです。

動物の食生活の基本は「そこに豊富にあるもので容易に手に入るものを食べる」です。パンダは熊なのに笹しか食べないのはそこに笹が山ほどあったからです。もっとも肉食獣の彼らが笹を栄養にするのはものすごい努力が必要だったようで、今でもパンダは一日の大半をご飯を食べる事に費やさないと生きてはいけないけど。コアラも毒のあるユーカリは誰も食べないからあえて食べてるのです。逆に肉食獣は容易には手に入らないけど栄養効率がいいから肉を食べるのです。雑食のうちらは両者のいいとこどり。というか祖先はきっとなんでも食べないと生きていけない環境にいたんでしょう。 たぶん。
だいたい野生では食べ物のえり好みなんてしてたら即、ダイです。いくらそれが豊富にあってもそれしか食べられないというのは非常に危険です。シダ植物しか食べられない草食恐竜が絶滅してしまったように。人間はその危険性を雑食という選択肢で回避したのです。

なまじなんでも食べられるうえに食べるものが豊富にあるからうちらは食生活が偏ってしまうわけです。じゃあ10品目でバランスよい食事なんて選択肢をふやさずに逆に偏食の道を辿っていけばいんです。
だから作りましょう。マンフード。
フェレットはフェレットフードだけ食べとけば生きていけます。しかも健康に。むしろ逆に人間が食べる食べ物なんかをあげてると体調を崩してしまいます。これはほとんどの家畜にいえることです。
人間だって動物なんだから健康に生活できるための必要栄養素ってあるでしょう? でそれがなにでどれほど必要かなんてとっくに分かってる筈でしょう? だったら、それを全部まぜちゃってマンフードを作りましょうよ。味だってそんなに美味しくなくていいんです。飽きない味でさえあれば。そうっすね。うち的にはフルーツグラノーラ程度の味だったら及第です。それを毎日毎日毎日食べ続けます。それで健康。夢のようです。スローフード? んなもんくそ食らえです。ジャンクで健康。ファーストフード万歳です。
一日10品目なんかよりよっぽど現実的だとうちは思うのですが、どんなもんでしょうか?

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