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トリックアート

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大丸のギャラリーでちょっと前にトリックアートをテーマにした催しがあった、一見するとちゃんと上流から下流へと流れているようにみえる水が辿ってみると循環していたり、実際には存在できない妙な立体や、ヤモリの絵がえんえんとキャンバスを埋めていて、ヤモリとヤモリの隙間をみてみるとハトの絵がキャンバスを埋めていたりする、そんなへんちくりんな絵ばっかり書いていた、エッシャーさんの没後何年かを記念した催しなのだそうだ。そこにはエッシャーさんの絵はもちろんの事、みる角度によって形のちがう彫刻や、片目で見ると立体の像をむすぶ絵や、べたな所で、実際は平行なのに歪曲しているようにみえる図形なんてものがたくさん展示してあって、結構楽しい催し物だった。
しかし、こう考えると人間の感覚というのは本当にささいな事で勘違いしてしまうものなのだなぁ。そういえば、交通事故がなぜか多発する現場を検証してみたら目の錯覚で実際のカーブよりもみかけのカーブが緩やかにみえる事が判明したなんて話をTVで見た。こんな風に生活の中にも潜む錯覚というのはあるのだ。個室だと思ったトイレが実は盗撮されていたり、とんねるずののりさんも実はおっきかったり声は伸介さんなのに顔をみたらコージ富田さんだったり。
アートなら、わぁ凄いですむけど、生活のなかにとけこんだ錯覚というのはそのカーブのように大惨事を招くこともあるだろう。だから、そうなる前に言いたい事がある。エレベータのあの開けるボタンと閉めるボタン。 あれはどう考えても目の錯覚を利用しただまし絵だ。どう見ても開けるボタンの方が閉鎖的で閉めるボタンの方が開放的にみえる。そのせいでうちは何人の罪の無い人たちを扉で挟んだ事か。あの扉が鋭利な刃物だったらと思うとぞっとしない話だ。エレベータ業界の人たちは早急に対処して貰いたい。

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